"エンロン"とは

1985年、天然ガスのパイプライン会社として設立される。アメリカテキサス州、ヒューストンに本社を置いていた世界最大のエネルギー卸売り会社。 わずか15年間で売上高約1,000億ドル(約13兆円)を超え、売上高全米第7位、世界で第16位(Fortune誌)の巨大多国籍企業となった。


 エンロンの伝統的な業種は運輸業であり、天然ガスのパイプライン業を主としている。 規制緩和以前は、天然ガスを販売出来る会社は決められており、その当時エンロンはガス田をもっている生産者と消費者との流通(パイプライン)を行っていた。 その後の規制緩和(業界への参入の自由化)によって、以下の通り業務拡大が行われた。



エネルギーのサービス部門


個人や企業に対する天然ガスの小売業。 J・スキリング゙がCEOに就任してから始めた卸売業にも重なっているが、規制緩和によって天然エネルギー(ガス、電力)の売買に参入。





卸売業


天然ガスに加えて電力卸業にも参入。 当時、発電能力がない会社はその業界への参入が出来なかったためエンロンはPGE(Portland General Electric)を買収した。





オンライン・サービス


商品(現物取引)での電子取引。この業務においては世界最大であり、他の同業者の全てを合わせたものより大きかった。





ブロードバンド業


パイプラインに設置した光ファイバーを活用した通信業務




 2001年12月2日、NYの連邦破産裁判所に米連邦破産法11条「チャプター11」(日本の会社更生法)の適用を申請し、会社更生手続きに入った。 負債総額は諸説あるが、160億ドル(1兆9600億円)と言われ、2002年7月のワールドコムの破綻までアメリカ最大の企業破綻であった。 簿外取引での債務を含めるとグループ全体の負債総額は460億ドルと言われている。 また、2002年7月に制定されたサーベンス・オクスリー法(米国企業改革法/SOX法)はエンロン事件が元になっていると言われ、 米国では1934年の証券取引法制定以来、一番大きな変更と言われている。



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