各誌で第絶賛!映画評論家、著名人らが語る「人生はビギナーズ」

生きることに不器用な人へ贈る物語 
(婦人公論・2/7発売号から抜粋)
古い服を脱ぎ捨てるように、それまでの殻を破り前に進もうとする父から、人生にも恋にも迷っている息子は多くのことを学び、真実を明かす勇気は父子の尊い絆として実を結ぶ。監督マイク・ミルズの父親への深い愛情が、人生をやり直すのに遅すぎることはないという希望に満ちた話に昇華された。
池谷律代

ウエットだけど適度にドライな、微炭酸飲料のような作品
(クロワッサン・1/25発売号から抜粋)
観終わって、自分が父親に何もできなかった後悔と、生きていることへの感謝の念が湧いてきた。それはウエットだけど適度にドライな絶妙なバランスの感情。この映画も同じく、微炭酸飲料のようである。
石黒謙吾(著述家・編集者)


不器用な恋の行方を、父親との思い出を挟みながら、アートディレクターらしいポッ
プなイメージを混ぜ合わせて、優しく見守っていく。
相棒の、ぼさぼさなジャック・ラッセル・テリア犬のアーサーとの対話もかわいい。
人は犬と会話するとき、自分の気持ちとまっすぐ向き合えることを思い出させてくれ
た。
衿沢世衣子(マンガ家)

人生ってこういうもの?
(SWITCH・1/20発売号から抜粋)
本作は恋愛映画であり、死を描いた親子のドラマであり、さらに随所に笑いが散りばめられたコメディのようでもある。ジャンルを特定できない映画と言えるが、そもそも人生とはそういうもの。
岡大(映画ライター)

テリア犬は知っている?マイク・ミルズ監督『人生はビギナーズ』
(ミセス・1/7発売号から抜粋)
他人がよくわからないように、自分自身のこともよくわからないのが人間であり、
それを怖がって殻に閉じこもるか、思い切って外に踏み出してみるか、それが問題なのだと映画は語る。原題

繊細なタッチで描かれたある家族のポートレート
(CDジャーナル・1/20発売号から抜粋)
誰もが人生のビギナー(初心者)であり、最初に一歩を踏み出すことの大切さを教えてくれた父親への思いが込められている。
村尾泰郎(映画/音楽ライター)

人々への視線がやさしいカリスマ映像作家の傑作。
社会が複雑化し、人々がそれぞれの趣味領域に引きこもる今、居場所を見つけられな
い人たちの悩みはおそらく以前より深刻化している。
だからこそ、このように小ぢんまりしてやさしさにあふれた映画には、ひとりじゃな
いということを実感させる、
かつて以上の確かな意義が存在している。
そして、観た人すべてが「これは私のための映画だ」と感じる人肌の手触りが、
マイク・ミルズの手がける映画には必ず残されている。
門間雄介(編集者/映画ライター)